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[gamescom]クレイジータクシー×ジェットセットラジオな自転車便ゲーム「Parcel Corps」を紹介
Billy Goat Entertainment公式サイト
Parcel Corpsをひと言で表すと,「ジェットセットラジオ」と「クレイジータクシー」を掛け合わせたようなゲームだ。プレイヤーは自転車便のメッセンジャーとなり,機密書類や食べ物など,さまざまなものを依頼に応じて運ぶ。
この世界には3つの自転車便会社があり,それぞれがライバル企業としてシェア争いをしている。そして,Polar Petroleum PLCという巨大企業のCEOであるRich Villaineは,なぜか世界の滅亡を企んでおり,それを阻止するというのがプレイヤーの最終目的だ。
プレイヤーは3つの自転車便会社のいずれかを選び,さまざまな配達ミッションをこなすことで会社を大きくし,Rich Villaineの野望を打ち砕く。ものすごく無理のある設定な気もするが,そもそもリアリティが求めて作られたゲームではなく,どちらかというノリが重視されていて,楽しくスタイリッシュだったらそれでいいという感じで開発されている。
リアリティがないのはゲームプレイも同じで,プレイヤーは自転車で道路を走るだけでなく,壁を登ったり,ガードレールの上を走ったりと現実離れした運転をし,1秒でも速く配達の完了を目指す。また,自転車でジャンプ中に回転するなど,トリックを決めるとコンボゲージが溜まり,一定値を超えるとスプリントが可能になる。つまり,より早く配達を済ませるためには,トリックを使っていく必要があるわけだ。
割と何でもアリな雰囲気のゲームだが,真っ正面から車に突っ込むなどというマネをすると,しっかりダメージを受ける。配達物には耐久度が設定されており,ダメージが一定値を超えると壊れてしまい,ミッション失敗となる。とにかく格好良く走りながら,ダメージは受けないようにしつつ配達の完了を目指すわけだ。
ゲーム開始直後は,プレイヤーが所属する自転車便会社の規模は小さく,単純な配達ミッションしか受けられない。だが,ミッションをいくつかこなすと,デリバリーラッシュモードがアンロックされる。これは,制限時間内になるべく多くの配達を完了させるモードで,次から次へと配達をこなしていく。1つ配達が完了すると制限時間が少し延長されるので,急いで配達して1つでも多く荷物を届けると,より多くのお金が手に入る。
配達中には最適ルートも表示されるが,必ずしもそれに従う必要はない。最適ルートと書いたが,実際にはもっとタイムを縮められるルートもあるそうで,それを見つけ出すのもゲームの楽しみとなっている。
また,警察が出てくることもある。そうなるとエリア内の警戒レベルが上がり,進入できないエリアなどもできてしまうので,ミッションによっては,警察に封鎖されているエリアをいかに突破するかを考える必要もあるそうだ。
Parcel Corpsは,現状で日本語版リリースの予定はないようだが,ビジュアルスタイルなどは秀逸で,プレイしてみたいと思わせる魅力に溢れていた。発売も待ち遠しいが,日本語化にも期待したい。
「gamescom 2023」公式サイト
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